A.運動なくしてダイエットは成らず:カテゴリー
「運動」なくしてダイエットは成らず
前章では「ダイエットの基本公式」における、「摂取カロリー」を抑えるために食生活習慣を変えるための10か条をご紹介しました。本当にくどくて申し訳ないのですが、ダイエットの最重要事項なので「基本公式」を確認しましょう。
- ダイエットの基本公式 -
摂取カロリー < 消費カロリー =痩せる
摂取カロリー > 消費カロリー =太る
です。前章では、この基本公式の左の値を小さくすることで、相対的に右の値、すなわち「消費カロリー」の方が大きくなるためのアプローチを紹介したことになります。
ここで、みなさんに考えてほしいことがあります。
仮に、みなさんの現在(ダイエット前)の1日の摂取カロリーをx、消費カロリーをy とします。とすると、あなたが肥満に悩んでいるということは次の@の式が成り立ちます。
@ X ≧ y
次に、前章で紹介した10か条をみなさんが実践したとします。実践の効果値をa に置き換えると、摂取カロリーはこのように表すことができます。
A X―a
実は理論上、これだけでも痩せることはできるのです。ただし、条件としてはあくまで…
B X―a < y
となった場合のみ。
流行の「クッキーダイエット」や「マイクロダイエット」で痩せる理由は、このBが成立しているからといえます。しかし、これらのダイエット食品における効果値a は非常に大きい数値でなければならない、ということがご理解いただけるかと思います。なぜならば、「@の状態で悩んでいる人が、y の値を変えずにa の値だけでBの不等式を成立させている」からです。
これは私の考えている、現に実践したダイエットの定義からは大きく逸脱することを強調せねばなりません。 ダイエット食品を利用し、a だけを極端に下げることは経済的にも精神的にも大きな負担となり、継続することが非常に難しく、これが挫折しただけでダイエットは即失敗、となるからです。
私がダイエットする際に、目を付けたのはこの「1点集中法からの脱却」でした。 理想はずばり次のCの不等式を成立させることだ、と確信したわけです。
C X―a < y+b
どうでしょうか?
ぱっと見てBと比較してみてください。Cの不等式の方が、はるかに成立しやすいと思いませんか? このb というのは、これから紹介する「付加運動」の効果値です。もし、1日3000歩しか歩かない人が、5000歩も歩いたとすれば、差値の2000歩することで消費されるカロリーがb の値になるというわけです。このb という数値を求めることで、a の期待値を下げることができますよね?つまり、万が一、a がおろそかになったとしてもbがそれを補うことができるという理屈です。
逆の場合も同様のことがいえます。また、a もb もきちんと実践することができれば、より一層の相乗効果が得られるのです。ダイエッターの多くは常に、「運動」を避けてダイエットを試みます。
そもそも「運動不足」だから太ったのですから、心理的には理解できなくもないのですが、私に言わせれば「大いなる矛盾」でしかありません。私に相談してきてこのような考え方をしている人に、私ははっきりこのように言います。
「その考え方を変えられない限り、ダイエットをしようなんて思わない方がいい。カネと時間のムダだから」
と。あなたは、この、いわゆる「楽して痩せたい症候群」に決してならないでください。より大きい効果を得て、リバウンドをしないカラダにするためには、
“運動”は不可欠です。
まずはこのことをしっかりと認識してください。「食」の実践プログラムもそうでしたが、決して無理のある運動は紹介しませんのでご安心ください。それでは、前フリが長くなりましたが「運動」の実践プログラムをご紹介していきましょう。
- ダイエットの基本公式 -
摂取カロリー < 消費カロリー =痩せる
摂取カロリー > 消費カロリー =太る
です。前章では、この基本公式の左の値を小さくすることで、相対的に右の値、すなわち「消費カロリー」の方が大きくなるためのアプローチを紹介したことになります。
ここで、みなさんに考えてほしいことがあります。
仮に、みなさんの現在(ダイエット前)の1日の摂取カロリーをx、消費カロリーをy とします。とすると、あなたが肥満に悩んでいるということは次の@の式が成り立ちます。
次に、前章で紹介した10か条をみなさんが実践したとします。実践の効果値をa に置き換えると、摂取カロリーはこのように表すことができます。
実は理論上、これだけでも痩せることはできるのです。ただし、条件としてはあくまで…
となった場合のみ。
流行の「クッキーダイエット」や「マイクロダイエット」で痩せる理由は、このBが成立しているからといえます。しかし、これらのダイエット食品における効果値a は非常に大きい数値でなければならない、ということがご理解いただけるかと思います。なぜならば、「@の状態で悩んでいる人が、y の値を変えずにa の値だけでBの不等式を成立させている」からです。
これは私の考えている、現に実践したダイエットの定義からは大きく逸脱することを強調せねばなりません。 ダイエット食品を利用し、a だけを極端に下げることは経済的にも精神的にも大きな負担となり、継続することが非常に難しく、これが挫折しただけでダイエットは即失敗、となるからです。
私がダイエットする際に、目を付けたのはこの「1点集中法からの脱却」でした。 理想はずばり次のCの不等式を成立させることだ、と確信したわけです。
どうでしょうか?
ぱっと見てBと比較してみてください。Cの不等式の方が、はるかに成立しやすいと思いませんか? このb というのは、これから紹介する「付加運動」の効果値です。もし、1日3000歩しか歩かない人が、5000歩も歩いたとすれば、差値の2000歩することで消費されるカロリーがb の値になるというわけです。このb という数値を求めることで、a の期待値を下げることができますよね?つまり、万が一、a がおろそかになったとしてもbがそれを補うことができるという理屈です。
逆の場合も同様のことがいえます。また、a もb もきちんと実践することができれば、より一層の相乗効果が得られるのです。ダイエッターの多くは常に、「運動」を避けてダイエットを試みます。
そもそも「運動不足」だから太ったのですから、心理的には理解できなくもないのですが、私に言わせれば「大いなる矛盾」でしかありません。私に相談してきてこのような考え方をしている人に、私ははっきりこのように言います。
「その考え方を変えられない限り、ダイエットをしようなんて思わない方がいい。カネと時間のムダだから」
と。あなたは、この、いわゆる「楽して痩せたい症候群」に決してならないでください。より大きい効果を得て、リバウンドをしないカラダにするためには、
“運動”は不可欠です。
まずはこのことをしっかりと認識してください。「食」の実践プログラムもそうでしたが、決して無理のある運動は紹介しませんのでご安心ください。それでは、前フリが長くなりましたが「運動」の実践プログラムをご紹介していきましょう。